東京都・昭和
Shōwa東京都 の昭和時代(1926 – 1989)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
東京都渋谷区東に佇む温故学会会館は、平成12年に登録有形文化財となった昭和2年竣工の鉄筋コンクリート建築です。江戸時代の全盲の国学者・塙保己一が編纂した『群書類従』の版木約2万枚を守り、関東大震災や戦災を乗り越えて創建当時の姿を残しています。設計・施工は清水組。塙保己一史料館として一般公開されており、渋谷駅から徒歩15分ほどで訪れることができます。
東京大学発祥の地に1928年に竣工した倶楽部建築。設計は佐野利器と高橋貞太郎、スクラッチタイル外壁と半円アーチ玄関が特徴。2003年に登録有形文化財、2025年に東京都指定有形文化財に。再開発のため休館中、2030年頃再開予定。
青梅市御岳本町の河鹿園渡廊下は、令和2年に登録された木造平屋建の渡り廊下。山魚楼から渓梅庵を経て枕流亭と大浴場へ、南東下がりの敷地を階段二箇所と斜路で結ぶ。床は黒玉石の洗い出しに擬木の切株を飛石状に配する。
金澤家住宅主屋は東京都文京区西片にある昭和5年建築の木造2階建住宅。東京美術学校で教えた建築家金澤庸治が父のために設計し、施工は清水組。棟を東西方向に振った構成が特徴で、平成10年に国の登録有形文化財となった。
金澤家住宅門及び塀は東京都文京区西片にある昭和5年建築の木造瓦葺の棟門と、附属する延長10.7メートルの板塀である。冠木上に組子の欄間、門扉上部に菱組格子を入れ、平成10年に国の登録有形文化財となった。
金澤家住宅洋館は東京都文京区西片にある昭和5年建築の木造平屋建。建築面積29平方メートル、下見板張りで北西面の外壁と屋根の一部をガラス張りとする。設計事務所兼自宅を意図した建物で、平成10年に登録有形文化財となった。
世田谷区梅丘の鎌田家住宅主屋は昭和7年建築の木造平屋建。入母屋と寄棟に陸屋根の洋間を組み合わせた変化のある外観と中廊下式の間取りを備え、戦前の私鉄沿線に広がった郊外住宅の例として平成21年に登録された。
世田谷区梅丘の鎌田家住宅離れは昭和7年建築、建築面積50平方メートルの奥座敷。トコ・棚・付書院を構える十畳と六畳次の間からなり、主屋と雁行して槫縁でつながる。平成21年に国の登録有形文化財に登録された。
世田谷区梅丘の鎌田家住宅門及び塀は昭和7年建築の鉄筋コンクリート造。間口2.6メートルの門に各2.0メートルの袖塀を付し、洗出し仕上げの面と赤い塗り分けが郊外住宅地の景観をつくる。平成21年に国の登録有形文化財となった。
東京都世田谷区松原の亀井家住宅主屋は、昭和5年建築の木造2階建。入母屋造桟瓦葺の和風主体部に、フランス瓦を葺いた切妻の洋館が付く。続き間座敷の東西に階段を置き、客と家族の動線を分けた平面が評価され、令和4年に国の登録有形文化財となった。
歌舞伎座や明治生命館で知られる岡田信一郎が、昭和二年に手がけた数少ない和風建築。寛永寺最初の子院・護国院の庫裏で、客殿部と住居部からなり、昭和初期の住宅建築の気風を明快な間取りに伝える。
東京都千代田区の神田神社(神田明神)神饌所は、昭和9年建立の鉄骨鉄筋コンクリート造平屋建。建築面積19平方メートルの小さな建物だが、高い基壇に建ち弁柄色塗と金箔押金具で格式を整える。平成15年に登録有形文化財となった。
東京都中央区銀座一丁目の旧宮脇ビル(川崎ブランドデザインビルヂング)は、昭和7年築の鉄筋コンクリート造3階建。間口約4メートル、建築面積45平方メートルの台形平面で、令和7年に登録有形文化財となった。現在はギャラリーとして公開。
東京都調布市若葉町の登録有形文化財、旧武者小路実篤邸主屋。武者小路実篤が70歳から20年を過ごした昭和30年の自邸で、設計は山口芳春。外はモルタル大壁、内は新興数寄屋という対比が見どころ。土日祝は内部公開。
東京都千代田区霞が関の登録有形文化財、旧文部省庁舎。大蔵省営繕管財局の設計、大林組の施工による昭和7年の鉄骨鉄筋コンクリート造6階建で、スクラッチタイル貼の外壁と大きな窓の立面構成が特徴。平成19年登録。
東京都千代田区九段北の旧山口萬吉邸主屋は、昭和2年竣工の鉄筋コンクリート造住宅。構造を内藤多仲、意匠を木子七郎が担当し、壁厚約24センチの壁式構造をスパニッシュ様式でまとめる。平成30年に登録有形文化財となった。
東京都千代田区九段北の旧山口萬吉邸門及び塀は、昭和8年頃の鉄筋コンクリート造。間口4.1メートルの表門と総延長61メートルの塀が車庫を含み、主屋と揃うスペイン瓦で屋敷構えを整える。平成30年に登録された。
旧吉岡家住宅中門は、主屋西側の坪庭と前庭を仕切る庭塀に開く間口1.8メートルの門。もとは表門で、昭和37年の長屋門建設時に現在地へ移された。起り屋根の効果、坪庭との関係、腕木門か棟門かをめぐる資料の相違を扱う。
東大和市の旧吉岡家住宅長屋門は昭和37年の建築。東村山の棟梁が持っていた解体長屋門の部材で建てられた。8個の乳鋲、都電の敷石150枚、画家自筆の胡粉の表札、法隆寺金堂壁画の模写に使われた北側和室を訪ねる。
東京都中央区日本橋小網町に佇む喜代川店舗は、明治7年(1874年)創業の老舗うなぎ料理店の店舗建築です。関東大震災後の昭和2年(1927年)に建てられた数寄屋造りの木造2階建ての建物は、都心部で良質な伝統木造建築の姿を留める希少な存在として、2018年に国の登録有形文化財に登録されました。谷崎潤一郎や渡辺淳一など文豪にも愛された名店で、創業以来継ぎ足してきた秘伝のタレによる江戸前の鰻を、風情ある歴史的建造物の中で味わうことができます。